婚礼写真の撮り方 

目次

婚礼写真の撮り方 ~第1章~ 機材選び

機材選びの章は、メインフォトグラファーという前提で進めます。
私が使ってる機材は撮影環境のページに載せてますがCANONメインです。

カメラ

婚礼スナップのプロは半数以上がCanonの機材を使っています。
婚礼写真は殆どがとても暗い条件での撮影になりますので、オートフォーカスの性能とカメラの信頼性を考慮するとCanon、NIKON、SONYの3択がお薦めです。
フルサイズでもAPSでも良いですが、出来るだけ高感度ノイズの少ないカメラが望ましいです。

カメラは2台以上必要です。
(私は常に4台持って行き使っています)

レンズ

F2.8通しの広角ズーム、標準ズームの二本があれば全て賄えます。
70-200mmF2.8もあった方が望ましいです。
最近はカメラの高感度性能が上がってきたのと、ソフトのノイズ処理も高性能になってきたので、F4通しのレンズでも撮れない事はありません。
(私は35mm、50mm、85mm、100mmマクロの単焦点やフィッシュアイ等も会場によって使い分けています)

ストロボ

メインフォトグラファーにストロボは必需品です。
バウンス出来る物じゃないと使えません。
最低2台、出来れば故障した時の事も考えて3台。

披露宴会場の撮影では会場の定常光に合わせたカラーフィルターをストロボにつけます。
色温度は3200Kのフィルターが殆どの会場で万能です。

色温度 フィルター

会場の定常光とストロボの色温度を合わせる事はプロのフォトグラファーとして当然の事だと思うのですが、実際にこれをやってるプロフォトグラファーを殆ど見た事がありません。
ストロボに3200Kのゼラチンフィルターをつけてホワイトバランスの設定をタングステン(白熱電球)に設定するだけで殆どのブライダルプロフォトグラファーより綺麗な写真が撮れますので是非挑戦してみてください。
Canonの場合は600EX-RTのみ純正のフィルターが付属します(写真左)が、これではキャッチライトパネルが使えないのと色温度が低すぎますのでfujifilmのLBA12とラミネーターで自作します。
※稀に会場によってこれで合わない場合もあります。
※スポットライトの色温度がデイライト(昼光)の場合は適宜外す等して対応します。

撮り直しが効かない

婚礼は撮り直しが効きませんので、出来るだけ機材の予備は準備しておいた方が良いです。
私の過去の故障経験はカメラ、ストロボ、広角ズームです。
予備を持ち込んでいたので交換してその場を凌ぎました。

1 2 3 4 5
目次