結婚式人気日にご注意
今年の下半期で挙式披露宴の一番人気は11月22日です。
良い(11)夫婦(22)の日です。
11月22日が土日になる年はいつも1番人気になります。
人気要素:秋、連休中日、語呂合わせ、友引と四重要素です。
今年の11月22日はどの会場もフル稼働でしょう。
一生に一度の結婚式なんだから良い日取りにしたいと思うのはみんな同じ心理です。
今日の時点でfascinoにも計6件のお問合せがありました。
fascinoで挙式披露宴の当日スナップを撮影するのは私一人ですから、何件依頼があっても撮影出来るのは最初の一件のみです。
後からお申し込みされたお客様は残念ながらお断りしなければなりません。
1日2件の挙式披露宴を撮影した事が過去何度かありますが、1件目が朝イチ結婚式で2件目がナイトウェディングという組み合わせのような場合以外は1日1件が限度です。
ですが、フォトグラファーを何人も抱える写真屋は違います。
ブライダルフォトグラファーは次の2パターンがあります。
- 社員のフォトグラファー
- 婚礼写真の会社に社員として勤めて居ます。
- 委託のフォトグラファー
- こちらは様々です。
フリーランスとして1社もしくは数社に登録し下請けで撮影し、それを本業としている場合。
平日は他の仕事をしながら土日だけブライダルの撮影をしてる場合。
元社員で結婚退職して平日は家事育児をしながら土日だけブライダルの撮影をしてる場合。
学生で平日は学校で土日だけブライダルの撮影をしてる場合。
などなど色んな人がいます。 - 個人のフォトグラファー
- 下請けをせずに個人受けのみの依頼で撮影をするフォトグラファー。
全国展開している某写真屋の採用基準は、未経験でもデジタル一眼レフカメラを持っていたら可です。
また、都心部の某結婚式場が時給1,000円でブライダルフォトグラファーのバイトを募集してる事は私たちの間では有名な話です。
婚礼の写真屋は大きく分けて次の3パターンがあります。
パターン1:社員と委託のフォトグラファー
パターン2:社員のフォトグラファーのみ
パターン3:委託のフォトグラファーのみ
会場に提携で入ってるような大手の写真屋はだいたいパターン1です。
パターン2は少数です。
形態が個人事務所のような場合はパターン3が多いです。
パターン1の場合、繁忙期に合わせて社員を雇うと閑散期に人件費が売上を超過してしまいますから、閑散期に合わせて雇い繁忙期は委託のフォトグラファーに頼ります。
人気日はこの沢山いるフォトグラファーがそれぞれのお客様の撮影を担当するわけですが、技術レベルはピンからキリまであります。
上手なフォトグラファーはまず指名のお客様を担当します。
上手でも指名が入らなかったフォトグラファーは、気難しそう・失態をしたらクレームになりそうというようなお客様を担当します。
下手なフォトグラファーは、下手な写真を納品しても気にしなさそう、多少失態があってもクレームにならなそうなお客様を担当します。
ひどい話ですが、これが現実です。
采配する側はこうしないと成り立ちません。
繁忙期・人気日に一切要望を出さずただお任せで良いフォトグラファーが担当になる確率は限りなく低いのが現状です。
納得のいく会場で良い日取りを予約出来ただけで苦労されたでしょうが、後悔しない結婚式披露宴にする為には相応の準備が必要です。
写真にこだわる方はぜひ自分たちに合ったフォトグラファーを探してください。
会場の提携写真屋に頼む場合は指名が必要です。
指名料だけでも5万円~10万円ぐらいする場合もあり予算に合わないようでしたら、“写真に期待してる事”をプランナーに強く訴えてください。
それだけでもやらないよりずっとマシです。
“もしこのお客様に下手な写真を納品したらクレームになるかもしれない”と思わせたら勝ちです。
閑散期でも人気の会場であればこれは充分に有効です。
会場提携のフォトグラファーが気に入らなければ外部業者の持込も可能です。
持ち込み禁止を謳ってる会場でも100%絶対持ち込みできない会場はありません。
会場・プランナーさんとのやり取り次第です。
写真にこだわるお客様は後悔しないように是非頑張ってください。