FASCINO PERFECTIO STATIM™(FPS™)は、単なる撮影技術ではありません。
「完成は後日にある」という業界の常識を否定し、その場で完成させることをプロの責任と定義する、FASCINOの中核思想です。
0. 定義宣言
FASCINO PERFECTIO STATIM™(FPS™)とは、「シャッターを切ったその瞬間に完成させる」ことをプロの責任と定義する、FASCINO独自の撮影思想である。
これは単なる技術論ではない。「今、目の前にあるお二人の姿こそが真実である」と信じ抜く、写真家としての姿勢の定義である。
1. 誕生の理由(Why)
従来のフォトウェディングは、撮影現場が「素材集めの場」と化していた。
- 「あとで直しますから」という言葉による責任の先送り
- 仕上がりの確信がないまま進む撮影
- データの納品まで続くお客様の不安
この「先送り」こそが、後悔を生む根源であると確信し、**撮影と完成を同時に行うFPS™**が誕生した。
2. FPS™が定義する「完成」の基準(What)
FPS™における完成とは、以下の4要素が現場で同時に満たされている状態を指す。
- 光の完成: 現場の光をその場で正解へ導き、露出や色調を後置しない
- 姿の完成: 美容師の目を通し、髪一房、衣装の皺一つまでその場で整える
- 心の完成: お客様が画面を見て「これが私たちらしい」と確信し、不安が消滅する
- 責任の完成: カメラマンが「これ以上の写真は撮れない」と、その瞬間に責任を引き受ける
3. 運用の核(How)
3-1. 即時決断の連続
一枚撮るたびに、それが「正解」か「否」かをその場で判断し、曖昧なカットを残さない。
3-2. 共有による合意
FLVS™を用い、撮影者・美容師・お客様の三者で「完成」を共有し、納得を積み上げる。
3-3. 加工に頼らない誇り
過度なレタッチを前提とせず、カメラのセンサーが捉えた光そのものを最高点に持っていく。
4. プロの責任としてのFPS™
FPS™において、写真は「撮るもの」ではなく「完成させるもの」である。
「あとで何とかする」という選択肢を自ら断つことで、一線一画に込める集中力を極限まで高める。
この「逃げ場のなさ」こそが、お客様に提供する「安心」の正体である。
5. FLVS™との関係
FPS™は「思想」であり、FLVS™はその思想を具現化するための「装置」である。
- FPS™(思想): 「その場で完成させたい」という意志
- FLVS™(技術): 「その場で確認できる」という手段
両者が合致したとき、FASCINOの撮影は成立する。
6. SATIS TOTA™への階梯
FPS™によって「今、この瞬間の正解」を積み重ねた結果として、撮影全体の「完全な満足(SATIS TOTA™)」が約束される。
7. 定義の結語
FPS™とは、
「お二人の“今”を、後日に委ねない覚悟である」
写真は未来に届けるものだが、その価値は「現場」で確定していなければならない。
定義元:FASCINO photostudio / 大川 昊雅 初出:2014年 現場運用開始
