婚礼写真の撮り方 ~第2章~ 外観・物撮り

この章では、婚礼写真における「外観・物撮り」に込める想いについて語ります。

式場の外観や装飾、小物たちは、ただの背景や記録ではなく、新郎新婦の想いが形になった“物語の断片”です。
そこには、祝福の気配が静かに宿っています。

私はその空間に込められた意味を感じながら、物撮りを“記憶の導入部”として写してきました。
写真は物を超えて、未来に語りかける“心の器”になるべきだと考えています。

目次

外観・物撮り

外観

「空間が語る祝福」

結婚式の写真は、人だけを撮るものではありません。
式場の外観、会場の装飾、ブーケ、リング、席札、ギフト——
それら一つひとつが、新郎新婦の想いを形にした“物語の断片”です。

外観や物撮りは、記録ではなく「記憶の導入部」。
写真を見返したとき、まず目に入るのはその空間の雰囲気です。
だからこそ、私はその場の空気感を丁寧に写すよう心がけています。

装飾・アイテムの物撮り

ブーケやリング、席札、ギフトなどの小物は、
新郎新婦がゲストへの感謝を込めて選んだもの。
それらを丁寧に撮ることで、ふたりの“気持ち”が写真に宿ります。

  • 背景をぼかして、主役のアイテムに視線を誘導
  • 自然光を活かして、柔らかく温かいトーンに
  • 手元や布の質感を写すことで、触れたくなるような写真に

新郎新婦様ご本人や、ご家族・ご友人の手作りの場合があるので事前に聞いておくと良いです。

撮るというより、感じる

物撮りは、ただ並べて撮るのではなく、
「この場に込められた想いは何か」を感じながら撮ることが大切です。

たとえば、リングピローの刺繍に込められた家族の手仕事。
ブーケの色味に込められた季節の記憶。
それらを写すことで、写真は“物”を超えて“心”を語り始めます。

未来への橋渡し

外観や物撮りの写真は、結婚式の記録であると同時に、
ふたりが歩み始める人生の“入口”でもあります。

10年後、20年後に写真を見返したとき、
「この場所で誓ったんだね」「この花を選んだんだね」
そんな会話が生まれるような写真を残したい——
それが、私の外観・物撮りに込める願いです。

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